2010年、小規模な組織運営で規模(売上、社員)の拡大を求めず持続的且つ利益を最大化していく様が描かれた、「小さなチーム、大きな仕事」を読みました。37シグナルズの創業者が書いたこの本は、まさに私たちが追求したいと思った組織の在り方がこの中にありました。
その最新刊「強いチームはオフィスを捨てる」では37シグナルズが考える働き方革命ということで、オフィスに行かずリモートワークをいかに実現するかが書かれています。
1年前、オフィスを捨てる
実は、私たちも1年前にオフィスを捨てました。きっかけは東日本大震災後にリモートでの作業を模索したときに遡ります。2011年秋に西島が沖縄に移住しました。その後、他の社員の異動や育児休業などもあり、オフィスを維持する必要性が一旦はなくなったため、オフィスを昨年3月末で捨てました。
本にも書かれていますが、いきなり完全にリモートオフィスに変えるのは環境変化についていくのも大変でした。私自身は半年ほどかかり、このワークスタイルに慣れてきた感じです。
西島がその後、読書メモとリモートワークについてまとめていたので、リンクしておきます。
・リモートワークと地方の給与水準について
・「自室で作業するコツが知りたい」と言われたので書いてみました
Google Appsを活用
日々のコミュニケーションは、Google Appsを活用して行っています。お客様とのやり取りはGmailやその他のクラウドサービスを利用していますが、普段の社内のやり取りにはGoogleハングアウトでのチャットがメインです。少し時間を確保してやりとりするときには、Googleハングアウトでビデオ会議をしています。Googleドライブにアップされたドキュメント、スプレッドシートなどであれば、同一のファイルを見ながらの議論も簡単ですし、ファイルの修正も複数人でリアルタイムに行うことができます。もっとも、年に2~3回は出席したいカンファレンスのタイミングに合わせて、会っています。こういうときには、中長期的な視点の話を主にしています。
リモートワークのメリット
私自身は外のカフェで仕事したり、自宅でも仕事していますが、リモートワークを実行していてデメリットはほぼ感じていません。メリットとしては、一人の時間が増えた分、以前より読書をするようになったり、子供たちと一緒にいる時間が少し増えたりとプライベートの充実に繋がったことでしょうか。日本の状況では全員がいきなりリモートワークをするとはならないでしょうが、うちの会社では無理だと決めつけず、リモートワークを志向する人のために環境を整備したり、週1日からでも始めてみるといいかもしれません。
2014.4.3 : 画像と西島の投稿へのリンクを追加
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